シンガー・ソングライター平井堅(45)が24日、横浜アリーナで弾き語りライブ「Ken’s Bar」クリスマス公演を行った。

 観客がお酒を飲みながら楽しめる恒例のライブで、98年からスタート。クリスマスに行うのも恒例で、この日は1万2000人が駆けつけた。オープニングでは、オースティン・マホーンの「Dirty Work」をカバーした。ブルゾンちえみ(27)がネタに取り入れてヒットしたが、もともと平井はマホーンの楽曲を気に入っていたという。曲中には、ブルゾンのように紙をまき散らしては、腰に手を当てるポーズを見せて沸かせた。

 また、14年にシングル「グロテスク」でコラボした安室奈美恵(40)の「WANT ME,WANT ME」もカバーすれば、「POP STAR」や、ファンのリクエストで「いとしき日々よ」を歌うなど17曲でファンを酔わせた。

 この日で、年内はラストライブだった。平井は「今年は僕にとっては、影も濃く、光も濃い1年でした。もしかしたら、つらいことが多かったかもしれないけれど、人生を振り返ったときに、忘れられない1年になると思います。今年もあと1週間ですが、来年も前を向いて生きていかなきゃいけない。話は早いですが、再来年になったときに、全てに意味があったと振り返れる1年にしたい」と話して、大きな拍手が沸き起こった。

 大みそかには、11年以来のNHK紅白歌合戦出場を控え、この日も歌唱の「ノンフィクション」を歌う。