“ささやき女将”として話題になった高級料亭「船場吉兆」の湯木佐知子さん(80)が、世間の注目を集めた謝罪会見当時の思いを語った。

 船場吉兆は2007年、食品偽装疑惑などの問題で謝罪会見を行ったが、その会見では当時社長の佐知子さんが取締役で長男の湯木喜久郎氏に「頭が真っ白になった(と言いなさい)」などと小声でアドバイスを送る姿が話題となった。

 佐知子さんは11日放送のフジテレビ系「バイキング」にVTR出演。当時の“ささやきアドバイス”は「つい横で答えにつまっている息子に対して、なんとか助けてやりたいというその一心で言葉が出てしまった」という。「マイクの性能が優れていて、まさかあのような形で丸聞こえになるなんて夢にも思っていませんでした」と振り返った。