横浜市中区福富町で4日、韓国の旧正月を祝う「第5回餅つき大会」が開催され、日韓両国の文化イベントが行われた。韓国文化として伝統音楽「サムルノリ」や「チャレ」と呼ばれる伝統儀式の体験会などが開催されたほか、地元横浜を本拠地に活動しているご当地アイドルのポニカロードが約30分間のライブパフォーマンスを披露した。

 福富町は多くの韓国料理店が軒を連ね「リトルコリア」と呼ばれる横浜の繁華街。在日本神奈川県韓国人連合会の李根澤会長は「正月に韓国に帰ることができない韓国人のためにもこの行事は続けたい。韓国と日本のかけ橋として、このイベントを続けていきたい」と話した。

 同副会長の金基成さんは「たくさんの日本の方も参加してくれてとてもうれしい。体験後に”カムサハムニダ”と言ってくれる方もいて本当に楽しかった」と日韓の交流を喜んだ。

 3年連続の出演となるポニカロードは横浜を中心に活動するご当地アイドル。神奈川県警防犯応援アイドル、地元J3チームY.S.C.C.公認サポーターなどを務める。横浜市出身の住吉かのんは「地域を盛り上げるイベントに参加できて本当にうれしい。3年前からどんどん参加する人も増えている」。新メンバーで今年初出演となった港ゆきは「地元横浜で、日本文化代表で出演できるなんて感激です」。同じく初出演の尾上まなみは「ライブ後にはおいしい韓国料理も食べ、身も心も温かくなりました。来年も呼んでもらいたいです!」と韓国文化と交流を満喫した。

 2009年に横浜市と韓国・仁川市がパートナー都市協定を結んで以降、両都市で文化交流キャンペーン「ヨコハマ・モシッソヨ!」を展開している。今回のイベントもその一環。「モシッソヨ」は韓国語で”格好いい”を意味する。