テレビ朝日系のオーディション番組「ラストアイドル」のシーズン2の最終回が4月1日深夜0時10分から放送されて、秋元康プロデュースのシュークリームロケッツ(以下シューロケ)が、決勝戦で織田哲郎プロデュースのGood Tears(以下グッティ)を破って、優勝した。

 シュークリームロケッツの楽曲「君のAchoo!」が、4月18日発売のラストアイドルの2ndシングルでの表題曲(シングル曲)になる。

 1月からの3カ月間で、5ユニットが総当たり戦、同率での人気投票戦、そして決勝トーナメントを勝ち上がってきたシューロケとグッティは、それぞれ完璧なパフォーマンスを披露しきった。

 同番組は4人の審査員が判定するが、特殊な形が取られている。勝敗を決する審査は、その都度、番組からジャッジ寸前に指名された1人の審査員の判定だけで決まる。よって、審査が1対3だとしても、その1人が指名された審査員であれば、その判定が結果に採用される。この最終決戦は、シンガー・ソングライター大森靖子(せいこ)が指名された。

 その大森が選んだのはシュークリームロケッツ。年下の小澤愛実(14)と松本ももな(15)はうれし涙を流し、長月翠(17)はぼうぜんとした表情で結果を受け止めた。グッティの相澤瑠香(18)は「なんで」と叫んで、泣き崩れた。

 大森は「パフォーマンスの点ではGood Tearsの方が完成度がすごかったです。ただ、シュークリームロケッツは、出したい表情を全員が(想像できるレベルを)越えていた印象を受けた。この大一番で出したい以上のものを出せたところ」を評価したと、説明した。

 松本は「本当に夢の表題曲を実現できてうれしいです。なったからにはシューロケをもっといろんな人に知ってもらいたいです」と感謝した。

 結果を受けて、シュークリームロケッツは、ラストアイドル名義の2ndシングルの表題曲を歌うことになり、ここまでラストアイドルとして活動していた7人組は、「LaLuce(ラルーチェ)」とユニット名を変えて活動していくことが、併せて発表された。

 また、4月からのシーズン3は、昨年末までのシーズン1と同じく、1つのアイドルユニットを作り、そこのメンバーの座を毎週の対決で決めていく内容であることも発表された。今度のユニットは、12人組だという。