女優中越典子(38)が6日、都内で「第8回 忘れられない看護エピソード」表彰式に出席し、自身の出産エピソードを語った。

 中越は14年に俳優永井大(39)と結婚、昨年5月に第1子の男児を出産した。

 予定日より10日早めに産気づいたため、夫や両親を頼ることができず、出産当日は担当の助産師に助けられたという。「助産師さんがパワーのある人で、私が痛くてうなってる時も、『永井さん、シャワー浴びましょうね』って。鬼だと思いました」と、スパルタ出産であったことを明かした。また、いざ出産という時に「先生の顔が足の間から見えて、それがまるでマリア様の様に見えて。もうマリア様の言うとおりにします!っていう感じで。『マリア様ー!!』って。それで無事に生まれてきました」と臨場感たっぷりに語った。続けて「先生がいたからこそ、息子が生まれました」と感謝した。

 今月12日に迎える「看護の日」のPR大使である中越は、表彰式で最優秀看護エピソードを朗読した。拒食症と闘いながら出産を迎える母親を描いた作品で、開演前の練習では「涙が出た」と明かした。本番でも涙ぐみながらなんとか読み上げたが、「人の転機や人生を読ませていただき、緊張しました」と振り返った。

 看護師の印象について聞かれると、「弱った時に助けてくれる白衣の天使。救いの神、というイメージです」と話した。「生きていくのに欠かせなくて、人の命を預かるというパワーが必要なお仕事。ハードだと思うけれど、体調に気をつけて頑張って」と看護師たちにエールを送った。