TOKIOの4人が9日、都内のスタジオで、フジテレビ系レギュラー番組「TOKIOカケル」(水曜午後11時)の収録を行った。女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検され起訴猶予処分となった山口達也(46)が今月6日にジャニーズ事務所を契約解除になって以来初の収録で、4人組として“再出発”した。

 関係者によると、午前11時過ぎから城島茂(47)国分太一(43)松岡昌宏(41)長瀬智也(39)が続々とスタジオ入りしたという。収録が始まる午後1時ごろには、リーダーの城島が、スタッフに向けてあいさつした。

 「これから4人で力を合わせて頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします」

 スタジオやセットに変化はなかったが、デビューから23年間苦楽を共にした山口はいない。4人組としての“再出発”を伝え、収録が開始した。

 この日は23日と30日放送分の2本を収録。ゲストはそれぞれ、ヒロミ(53)と生田斗真(33)だったが、山口の騒動には一切触れることがなく、言葉に出さなかったという。94年のデビュー当時から親交の深いヒロミとは、メンバーそろっての共演は15年ぶり。ジャニーズ事務所の後輩タレントとしては最多となる同番組8回目の出演となった生田とは、同事務所やメンバーの歴史を振り返る恒例企画「ジャニーズ年表」などで盛り上がり、収録は和やかに行われたという。

 「TOKIOカケル」の前回収録は、山口の事件が明るみになった先月25日に行われ、4人は収録後にマネジャーから事件について聞かされていた。今後は4人で番組を継続することがフジテレビから発表されており、16日放送分までは山口の出演部分を編集して放送する。また、日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」も4人で継続して放送される。