オフィス北野の森昌行社長(65)が今年3月まで理事長を務めていた映画祭「東京フィルメックス」を、今年から木下グループが支援することが9日(日本時間10日)、カンヌ映画祭で発表された。

 同映画祭は、アジアの独創的な映画や監督を集めたもの。たけし軍団は、森社長がビートたけし(71)の許可なく理事長に就任したことや、赤字経営を批判していた。森社長は映画祭を運営するNPO法人の理事長を退任し、今年の開催の行方も注目されていた。

 会見には、同映画祭のプログラムディレクターの市山尚三氏、木下グループのキノフィルムズの武部由実子社長、昨年審査員を務めた芸能事務所、鈍牛倶楽部の国実瑞恵社長らが出席した。

 市山氏は「東京フィルメックスの新たな出発に際し、木下グループのご支援を受けることになりました。東京フィルメックスは、引き続き、創造性あふれるあらたな才能を紹介します」とコメントした。19回目を迎える今年は、11月17~25日に開催することも発表された。