歌手野口五郎(62)が、16日に亡くなった西城秀樹さん“らしい”エピソードを明かした。

 野口は30日放送のフジテレビ系「バイキング」に出演。72年にデビューしたばかりだった西城さんにクリームソーダをおごったというエピソードを語った。

 野口は当時、仕事で名古屋に向かったが、その楽屋になぜか西城さんがいたという。仕方なく「クリームソーダ、飲む?」と勧めてごちそうしたというが、一方の西城さんは長らく、その時の出来事について自分がおごったと主張していたという。

 「それを30年間ずっと繰り返してて、『おれがおごった』『いや、おれがおごった』って」と野口。主張は長らく食い違ったままだったそうだが、ある時、野口が「よく考えてみろ。あの時、おれはもう給料5万もらってた。お前はまだデビューして給料もらってないんだから何で、お前がおごれる金があるんだ。おれがおごったに決まってるだろ」と言い聞かせたところ、西城さんはあっさり納得したという。「『ああ、そうか』って。30年間言い合ってきたことを簡単に終わらせちゃうんですよ」と西城さんの人柄を表す微笑ましいエピソードを明かし、出演者からは「秀樹さんっぽい」との声があがった。