内博貴(31)が、舞台「まさに世界の終わり」(10月13日から東京・DDD青山クロスシアターなどで上演)に主演することが2日、分かった。

 フランスの劇作家ジャン・リュック・ラガルス氏が執筆し、16年には「たかが世界の終わり」として仏俳優ギャスパー・ウリエル主演で映画化もされた戯曲の日本初演。内演じる主人公のルイが、重い病を抱え、母と妹が住む実家に久々に戻って来る。家族が互いに言い合ったり、気遣い合ったりする情景が繰り広げられる。台本の中にト書きが少ない、登場人物5人による会話劇だ。大空ゆうひ、島ゆいからが出演し、石丸さち子氏が演出を手掛ける。

 内は「会話劇ならではの難しさもありますが、それぞれ個性の強い役柄を、素晴らしい共演者の方々ときっと良い化学反応を起こせると思うので楽しみながら演じられたらと思います」と意気込んだ。

 DDD青山クロスシアターでは、セットによっては観客席最前列と舞台が2メートルない至近距離となることもある。今回のセットの詳細は未定だが「東京公演では客席との距離が今まで経験のない近さなので、この距離感で僕のお芝居を見ていただけることも楽しみにしていただけたらと思います」と話した。