俳優清水尋也(19)が東京・中央区の東京証券取引所でテレビ東京系ドラマ「インベスターZ」(13日スタート、初回のみ金曜深夜0時57分、2回以降は金曜深夜0時52分)の会見に出席した。

 原作は「ドラゴン桜」などを手掛けた三田紀房氏の投資学園漫画。投資部が存在する学校で、“成績優秀”を理由に強引に入部させられた高校生の財前孝史が、投資にのめり込んでいく物語。「メルカリ」の小泉文明氏や「SHOWROOM」の前田裕二氏ら、実在企業の社長が出演することでも話題になっている。

 ドラマ初主演で、成績トップの高校生を演じる清水は「そんな人間じゃないので頑張って演じています」と苦笑い。「一切のぞいたことのない世界で苦労はあったけど、役者として、人間としてたくさん得るものがありました」と充実感をにじませた。

 会見ではドラマの成功を祈念し、新たに上場した企業が取引初日に打ち鳴らす“上場の鐘”を打鐘した。大きな音に驚きつつも、貴重な体験に感激した様子の清水。「めったにたたけない。ひと言で言えば、気分は“上々”」と、してやったりの表情を見せた。

 なじみのない題材に、出演者は一様に苦労したという。早見あかり(23)は「台本を読んで、意味や読み方がわからない。こんなに勉強しようと思ったのは久しぶり」と明かしたが、「新しい知識をもらったので、株式やFXも身に付けていきたい」と投資に前向きな様子を見せた。それを聞いた清水から「インベスター早見が?」とあおられると、「インベスター“A”で!」とドラマタイトルになぞらえて応じ、会場の笑いをさらった。

 会見には、柾木玲弥(23)柳美稀(20)岩井拳士朗(25)工藤綾乃(22)も出席。出演者一同で東証Arrowsを見学し、仮想株式投資体験を楽しんだ。