13日に放送された二階堂ふみ(24)亀梨和也(33)がダブル主演するフジテレビ系連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜午後10時)の第10話の視聴率が、6・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが14日、分かった。同ドラマの視聴率は、初回から7・8%、6・4%、6・6%、6・7%、6・7%、6・8%、6・2%、5・2%、6・2%だった。

原作は、累計400万部の小説「姫川玲子シリーズ」。二階堂はノンキャリアでありながら27歳で刑事補に昇進した警視庁捜査一課殺人捜査第十係主任の姫川玲子役。姫川は高校時代にレイプされた過去を持ち、現在も当時の記憶に悩まされ続けている。親身になって励ましてくれた女性刑事が、犯人逮捕の際に命を落とし、その遺志を継ぐ思いもあって刑事になった。年上の部下となる巡査部長の刑事・菊田和男を亀梨が、天敵の捜査第五係主任の勝俣健作を江口洋介(51)が演じる。

第10話では、池袋の貸しビル内で1人の男が遺体となって発見された。殺されたのは暴力団組織、秋庭組組長の河村丈治(湯江タケユキ)。銃創、刺創ともに見当たらず、致命傷になる出血もなかったが、内臓が破裂して27カ所もの骨折があった。姫川は生活安全課の江田(久保田創)と、組織関係者以外への聞き込みにあたることになった。

勝俣は笹塚署の下井正文警部補(陰山泰)に呼び出されていた。下井は河村殺害に個人的な興味があるという。最近、河村が率いていた秋庭組が目立った活動をしていなかったと続ける下村。勝俣は秋庭組だけでなく、池袋周辺の組組織が急激に息をひそめ始めているらしいと話す。

繁華街で聞き込みをする姫川は、河村殺害についてチンピラや半グレたちが必要以上に口を開かないことが気になる。聞き込み捜査を続けるうちに容疑者として浮上してきたのは、“ブルーマーダー”と呼ばれる謎の男。“ブルーマーダー”の名はすでに池袋周辺でとどろいており、行方不明になっている裏社会の人間は何十人もいるという。いったい何者なのか。そして、反社会組織の人間ばかりを狙って殺害し続ける、その理由は何なのか、多くの謎に挑む展開となった。