俳優溝端淳平(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「仮面同窓会」(土曜午後11時40分)の20日放送の最終回の視聴率が3・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが22日、分かった。前回の2・7%から0・4ポイント、アップした。

初回から3・0、3・2、3・1、3・8、2・4、2・8、2・7%だった。

名古屋地区は6・1%、関西地区は5・1%だった。

溝端が演じるのは、住宅設備機器を扱う営業マンの新谷洋輔。高校卒業後に故郷を離れ、過去にふたをして生きてきたが、それには2つの理由があった。18年前に兄を事故で亡くしたこと、そして同級生たちと高校時代に受けた暴力教師による体罰。この忌まわしい記憶から逃れるためだった。しかし洋輔は仕事でミスをして異動となり、再び地元へと帰ってくることになる。そして、高校時代の親友の皆川希一(佐野岳)大見和康(木村了)片岡八真人(廣瀬智則)と4人で、体罰教師・樫村貞茂(渡辺裕之)への仕返しの“仮面同窓会”を開いた。仮面をかぶったまま拉致して、少し痛めつけて放置。だが、樫村は遺体となって発見され、4人は疑心暗鬼に陥り、新たなる殺人が起こっていく。

最終回では、竹中美郷(瀧本美織)に電気ショックで気絶させられた洋輔(溝端)が目を覚ますと、廃ビルの一角で車椅子に座らされ、手足をガムテープで縛られていることに気付く。その車いすをゆっくり押すのは美郷だった。

状況がのみ込めない洋輔を前に、美郷は真実を語り出す。さらに別のフロアからは、八真人(廣瀬)の悲鳴が聞こえる。そして、これまでの事件の真相がついに明らかになる。

高校を卒業直前に自殺した日比野真理(吉田詩織)は妊娠していた。そして真理は、恋人だった八真人と、その仲間の希一、和康から暴行されていた。八真人は希一に弱みを握られ、拒否することができなかった。

そして、全ての復讐劇を仕組んだのは美郷と、真理の兄でストーカーを演じていた、真理の兄・日比野穣司(永井大)だった。復讐劇を完成させるために、美郷と穣司は、洋輔にも“処刑”を執行することを迫った。