歌手松山千春(63)が13日、東京・丸の内の東京国際フォーラムホールAで「松山千春コンサート・ツアー2019『かたすみで』」東京公演を5000人を集めて行った。先月9日に発売した通算80枚目のシングル「かたすみで」をはじめ「銀の雨」「恋」「長い夜」「大空と大地の中で」など全17曲を熱唱した。

松山が「総理主催の『桜を見る会』の招待状は届いていますが、1度も出席したことはありません」と言うと大きな拍手。「花見くらいすればいい。問題はどんな人を招待するか。俺は全然、問題ないと思うけど、山口県の人ばっかり集めてもな。俺は今夜、この場所で最後まで私の叫びが、1列目から2階席まで届くよう歌う」と話した。

松山のコンサートは最前列も2階席も同料金。松山が「ところで料金は?」と問い掛けると、客席から「8800円!」の返事が。「結構、ぼってるな。よし、今日は1万円分歌います」と宣言した。

開催コースが東京から札幌に変更になった、来年の東京五輪のマラソンにも千春節がさく裂。「そもそも7月、8月にするな。前のオリンピック、1964年は10月10日だった。それが7月、8月にやるようになった。選手のコンディションを考えれば、春先か秋口。コースうんぬんより、9月、10月にやればいいじゃないか。そう思うのは、俺だけかも知れません」と笑った。

そして「1人娘がいます。月菜といって、33歳独身。俺もチー様、チー様って呼ばれてきたけど、じい様って呼ばれたい。俺は全国でいろいろ頑張ってきたけど、俺の血を受け継いだのは月菜だけ」と話すと、会場から野太い男性の声で「お父さ~ん」と声が掛かって爆笑。松山は「孫を見たい」と初孫を望んだ。

14日も同所でコンサート。来月25日の札幌公演まで全国17会場21公演が行われる。