嵐大野「涙出るに決まってる」安堵と感謝の千秋楽

嵐が25日、東京ドームで、20周年記念5大ドームツアーの千秋楽公演を開催した。全50公演で計237・5万人を動員。前人未到のツアーを完走した。リーダー大野智(39)は安堵(あんど)と感謝の涙を流し、活動休止発表当時の心境も告白。来年末まで、5人の走りは加速する。

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公演のラスト、大野が「50公演、今は正直ちょっと疲れました。ホッとしているんでしょうね、多分」と顔をほころばせた。「(今年1月の)活動休止発表後の、4月からのツアーは、正直…不安でした。正直、怖かったです」と言い、声を詰まらせた。

「でも、みんながね、本当に優しい目で僕らを見守ってくれていたから。今日まで、やりきることができました。(メンバーの)4人にも、感謝しかないです。(活動休止の)決断は、僕にとって本当に、命がけでしたし。みんな本当に、思いもあるけど、今日までついてきてくれて。本当にありがとうございます」

震える声であいさつすると、拍手と歓声を浴びた。号泣するファンもいた。

大野は17年6月中旬に4人を集め、活動休止の意思や、「5人それぞれの道を歩んでもいいのではないか」「1度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい」などと切り出した。活動休止は、何度もメンバー5人で話し合った上での決断だったが、親しい関係者によると、大野は自分の意思が休止のきっかけとなったことに責任を感じていたようだ。ファン5万5000人と、ライブビューイングで動員した19万人が見守る中、前人未到のビッグツアーの千秋楽で、その思いがあふれた形だった。

この日は、新たな企画や挑戦も次々と明らかになった。来春の北京公演を前に「日中文化・スポーツ交流推進年」親善大使への起用も発表された。中国訪問中だった安倍晋三首相が23日に習近平国家主席に、25日に李克強首相にそれぞれ伝えるほどだった。

大野は「これからも来年1年、この5人と皆さんでできることを、精いっぱい最後まで走り抜けようと思っています。絶対に最後までついてきてください!」と声を振り絞った。その後、ダブルアンコールで松本潤(36)から「泣いてましたよね?」とイジられ、「泣いたっていいじゃないか。涙出るに決まってるじゃないか!」と照れ笑い。会場が笑顔で1つになった。【横山慧】

○…メンバー5人が、それぞれ今年の活動を漢字1文字で表現した。松本は「感謝、感動」から「感」。二宮は「進」を選び、「5人でいろんな新しい分野に進んできた1年でした」と話した。大野はSNS解禁やツアーでファンとの距離がさらに縮まったとして「近」。相葉は「五」で、「5人でずっと一緒にいて、一番話した年だった」と笑った。櫻井は「恩」とし、「また来年1年かけて恩返ししないと」と誓った。