女優松下奈緒(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(木曜午後10時)の5日放送の第9話の視聴率が6・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが6日、分かった。前回の5・7%より0・7ポイント、アップした。

初回から8・4%、7・7%、8・4%、6・1%、7・2%、7・4%、6・0%、5・7%だった。

松下が演じるのは、横浜みなと総合病院に勤務する腫瘍内科医のオンコロ先生こと恩田心。事故に遭って意識不明になった夫・匠(中村俊介=45)は、関東医大中央病院で3カ月も闘ったが死亡。1人息子の蓮(桑名愛斗=8)を育てながら、関東医大中央病院から移籍してきた消化器外科医の梶山薫(木村佳乃=43)とがん診療のバディを組んで日々、奮闘している。

第9話で、心(松下)と薫(木村)が、婦人科医の前園敬之(高橋洋)に呼び出される。前園は「切迫流産で緊急入院した小山内静(山田真歩)の胎児をエコーで確認したところ気になる部分が見つかった」と2人に話す。静はかつて大腸がんで入院した時に心が担当した患者だが、肝臓への転移が見つかったのだ。

カンファレンスで、心たち医師たちは、がん治療のために静の妊娠継続は難しいということで一致した。心と薫は静の病室へ行き、病状を説明。心は妊娠の継続が困難なので、静の命を優先させたいと告げる。しかし、静に中絶の選択肢はなく、その意思はゆるぎないものだった。静に付き添っている夫の敬(落合モトキ)にも、やっと授かった子供だと中絶への同意は得られない。

翌日、心が化学療法室へ行くと、患者の佐倉莉子(小川紗良)がスマホの画面を看護師たちに見せていた。莉子は心にも画面を見せる。それは退院した高坂民代(高畑淳子)が旅先での出来事を紹介しているSNSの記事だ。病気でも人生を楽しんでいる民代から、自分も元気をもらえると莉子は喜び、患者のこういう面を知ってもらいたいと言う。すると、心は莉子もSNSで発信したらどうかと勧めた。その直後、民代が旅先で倒れたという一報が入った。