NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の23日に放送された第145回の平均視聴率が20・7%(関東地区)だったことが24日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、武志(伊藤健太郎)の、器の中で生きている水を表現した作品が完成し、喜ぶ喜美子(戸田恵梨香)。作品が完成したお祝いに武志、喜美子、八郎(松下洸平)が一緒に食事をする。しかし、武志は味覚障害を起こしていた。気持ちは荒れ、八郎に思いをぶつける。さらに、武志は同じ病気で亡くなった高校生からの手紙を受け取っており、無念の思いを抱いていた。「終わりたくない、生きていたい」とすすり泣く。そんな武志を喜美子は優しく抱く。