女優新垣結衣(32)が、8月スタート予定の日本テレビ系「親バカ青春白書」(日曜午後10時30分)で、1年10カ月ぶりに連続ドラマにレギュラー出演することが21日、分かった。

人気演出家福田雄一氏が手がける、ムロツヨシ(44)のオリジナルドラマ。ムロ演じるシングルファーザーの小説家・小比賀太郎(通称ガタロー)が娘・さくら(永野芽郁=20)を溺愛するあまり娘と同じ大学に入学してしまい、娘や同級生たちとの学生生活を楽しむ青春コメディー。新垣は、ムロの最愛の妻で病死した幸子を演じる。新垣は「こんな時だからこそ、このようなワクワクする作品に参加できる事をより一層うれしく思います」と意気込んでいる。 

新垣は16年10月期に主演しヒットしたTBS系「逃げるは恥だが役に立つ」が先月から再放送され、コロナ禍の連ドラ界で演技が注目を集めている。おおむね1年に1本程度のペースで連ドラに出演してきたが、「親バカ-」は18年10月期に松田龍平とダブル主演した日本テレビ系「獣になれない私たち」以来の連ドラ出演となる。

また新垣と永野は、ともにファッション誌「二コラ」モデル出身で今回、母娘関係を演じる。幸子はすでに亡くなっている設定だが、重要な役柄。新垣は「福田組、ムロ座長のもと、皆様に笑顔をお届けできるよう、私も微力ながら精いっぱい頑張ります。ムロさんの奥さんであり、芽郁ちゃんのお母さんになれるなんてとても楽しみです!」と話している。

同作の高明希プロデューサーは「私のプロデューサーデビュー作、スペシャルドラマ『らんま1/2』が、新垣結衣さんとの初めてのお仕事で、また必ずご一緒したいとラブコールを送り続けていました。まさか、それがムロさんの奥さん役で実現するとは…!なんで受けてくれたんだろ?(笑い)」と驚きの心境を明かした。

続けて「主人公・ガタローと娘・さくらの間には、いつも亡き母・幸子の存在があります。大学を舞台にした青春コメディーでありながら、この家族の思いにほっこりするホームドラマでもあるので、こんな世の中だからこそ、ぜひ家族そろって見てほしいです」と呼びかけた。