発足の「シネマラボ」制作予算以外全ては監督の自由

  • 映画「ビューティフルドリーマー」で先勝美大映画研究会の部員を演じた、左から内田倭史、藤谷理子、森田甘路、神尾楓珠、ヒロシエリ、小川紗良(C)2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会

新映画レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」が発足し、第1弾として「踊る大捜査線」シリーズで知られる本広克行監督(55)の「ビューティフル ドリーマー」が11月6日から全国で順次、公開されることが11日分かった。本広監督の実写映画は約2年半ぶり。主人公のサラを、来年に長編映画デビュー作「海辺の金魚」の公開が控える女優小川紗良(24)が演じる。

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シネマラボは“監督絶対主義”を掲げる映画実験レーベル。4月に放送され、話題を呼んだNHKドラマ「いいね! 光源氏くん」のメイン演出で知られる小中和哉監督(57)が本広監督に声をかけ、押井監督を交えて17年に集まり、発起人として立ち上げた。

大手映画会社とは一線を画した芸術的、実験的な作品を生み出し、60年代から80年代を中心に一時代を築いたATG(日本アート・シアター・ギルド)に着想を得た。映画化の条件は「限られた製作予算」以外、企画開発、脚本、演出などは全て監督の自由だ。

小中監督は「志ある映画監督が集まり、共同戦線を組みムーブメントを作り上げる必要を感じていました。監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂と商業映画の幸福な融合ができれば」と説明。18年「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(36)も参加し、来年以降に新作を順次、世に送り出す。