11月の米大統領選で民主党候補となるジョー・バイデン前副大統領が11日にインド人とジャマイカ系黒人の両親を持つカマラ・ハリス上院議員を副大統領に指名し、初の黒人女性副大統が誕生する可能性が浮上したことに、歌手テイラー・スウィフト(30)や女優ナタリー・ポートマン(39)ら多くのセレブがさっそくSNSに喜びのコメントを投稿している。大統領選の予備選ではバイデン候補のライバルの一人として民主党の指名候補争いに出馬していたハリス上院議員は、サンフランシスコ地方検事とカリフォルニア州司法長官を務めた経験を持ち、人種差別抗議運動ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)が全米で拡大する中で4年後には黒人女性として史上初となる次期大統領候補となる可能性もあり、注目を集めている。

2年前の中間選挙を前に民主党支持を表明したスウィフトは、ハリス上院議員の「ジョー・バイデン氏は人生をかけて私たちのために戦っており、アメリカ国民を一つにすることができる。大統領として私たちの理想に応えるアメリカを築きます。副大統領に選ばれたことを光栄に思い、バイデン氏を私たちの最高司令官にするためにやるべきことをやります」と綴ったツイートを引用リツイートする形で、一言「イエス」と喜びを表現。ポートマンはインスタグラムに自身とハリス上院議員のツーショット写真を投稿し、「歴史的な偉業」とコメント。トランプ米大統領を「臆病者」と批判したこともある歌手ピンクは、「本当に嬉しくて泣いている。私の1票は2人(バイデン候補とハリス上院議員)のもの」とツイート。他にも歌手シェリル・クロウや女優ウーピー・ゴールドバーグ、エイミー・シューマーら多くの女性セレブが祝福のコメントを寄せている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)