先週、ヨットでの太平洋横断に成功したばかりのキャスター辛坊治郎氏(65)が22日午前5時58分(日本時間同午後9時58分)、復路のヨット太平洋横断を目指し米サンディエゴを出発した。

出発を見守ったニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」のスタッフ、鍋谷直輝氏によると、「空は厚い雲に覆われた中、辛坊さんは少し緊張した感じだったが、見送りの方々の『行ってらっしゃい!』の言葉にヨットの上から元気に『行ってきます!』と大きな声で答えていました」という。

ゴール時、長く伸びていたヒゲを剃(そ)ったほか、接種が1回で済む新型コロナワクチンも現地で済ませた。往路で傷ついたヨットの修理も済ませ、体調万全、準備万全の出発という。

出発前、電話出演した同番組内で「どのくらいで日本に到着するか」を聞かれた辛坊氏は「とりあえず2カ月です」。続けて「小笠原に寄れれば寄りたいと思っている。というか、台風避難で寄らざるを得なくなるかもしれない。どこかに寄る場合はもうちょっと長くなる」と説明した。

サンディエゴ滞在わずか5日程度でのスピード出発。前日(21日)の放送では「1日遅れると日本で台風に遭遇する可能性が高まる。お盆前までになんとかならないかと思っている」と理由を語っていた。