悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」から復帰した元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(58)が28日、インスタグラムを更新。第94回アカデミー賞授賞式で、米俳優ウィル・スミス(53)が、妻のジェイダ・ピンケット・スミス(50)をやゆした、長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターのコメディアン・クリス・ロック(57)にビンタを張ったことについて言及し、自身の闘病の経験から「なぜ病で苦しむ人をそうやって笑いのネタにするのか分かりません クリスは公式謝罪をすべきです」とした。

【米アカデミー賞】ウィル・スミス壇上でビンタ 妻の丸刈りネタにしたクリス・ロックにブチ切れ>>

「生放送を見ていた人はわかると思いますが、今年のアカデミー賞は史上稀に見るトラブルが起きてしまっていたのです」として「主演男優賞発表の前、クリス・ロックがプレゼンターとして出てきてウィル・スミスの奥さんの髪型をからかい笑いを取りました」と説明。「これを聞いたウィル・スミスがマジで怒って突然、舞台上に上がり そしてあろうことか、ウィルがクリスを舞台上で殴ったのです これが放送で流ちゃった」と続けた。

「確かに人を殴るのはどうかと言う意見もあるでしょうがこれはクリスが悪いです」として「ウィル・スミスの奥さんは、脱毛に悩んでいて、そのことをカミングアウトして丸刈りにもしています 今日も美しい姿でウィルの隣に座っていました その彼女のことを取り上げて『GIジェーン2(続編)に出ますか』とクリスはからかったのです 『GIジェーン』とは、デミ・ムーアが丸刈りにして女性兵士扮した有名な映画です ありえない! 私は抗がん剤によっていちど全て髪の毛が抜けたので 脱毛の苦しみと辛さはよくわかります 私は男なのでまだいい 女性のがん体験者の皆さんはこの脱毛によって皆さん泣き崩れてしまうと言う話をよく聞きます ウィルの奥さんもショックで悩んだけれども丸刈りすると言うことをカミングアウトしました クリスはわかってるはずなのに、なぜ病で苦しむ人をそうやって笑いのネタにするのか分かりません クリスは公式謝罪をすべきです」などとつづった。