お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣(41)が23日までにYouTubeチャンネルを更新。身に覚えのない婚姻届が何者かによって提出されていた件の結果について報告し、フォロワーたちにも注意を呼びかけた。

西野は15日にアップした動画で、品川区役所戸籍住民課戸籍届出係から「5月2日に届け出がありました婚姻届について内容に不備がありましたので受理ができませんでした」といった内容の文書が速達で届いていたことを報告。さらにその数日前にも見知らぬ名前の女性から、メッセージとともに返信用封筒が同封された封書などが届いていたことを明かし、交流のある弁護士に電話で相談していた。

今回の動画では、出演した相方のカジサックこと梶原雄太から祝儀袋を渡されるボケに苦笑しつつも、事の顛(てん)末について話した。今回提出された婚姻届には、西野の本籍地や両親の名前など記入事項に誤りがあったため、不受理となった区役所側から説明を受けたという。しかし梶原から「逆に本籍が合ってて、父ちゃん母ちゃんの名前が合ってたら受理されてたってこと?」とツッコまれると、「そう! そうよ! もし受理されたら、一回、籍入れてるってことになるから、(無効を認めてもらうために)裁判しなきゃいけないんですよ」と危ぶみ、「実際にその被害、(世間では)むっちゃあるらしい。今のルール上、そうなってる。(このシステムを)変えなアカンねん」と問題提起した。

今回の件で西野は、今後も起こりうる虚偽の戸籍届出を防ぐため、自ら窓口に出頭して届け出たことを確認しない限り受理されないようにする「不受理申出」という手続きを行ったことをあわせて報告。また、勝手に婚姻届を提出した相手については「捜さない。そっとする、って決めた。もし、(悪意のある)第三者が出していたのであれば、それは『おい!』ってなるけど、いたずらでやってやろうっていう雰囲気のやつじゃなくて、ちょっと重めのヤツやから…」と、“犯人捜し”は行わない意向だとし、「僕の務めとしては、そういうブロック(不受理申出)をしましたっていうことと、こういうこと(虚偽の戸籍届出の事例)がありますよっていうことを世間の皆様にお伝えすることで僕の仕事は終わりだと思う」とした。