今月8日に米南部フロリダ州にある自宅が米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けたトランプ前米大統領が、来月14日に開催予定の会食会の参加費が1人10万ドルと高額であることが分かった。米経済誌フォーブスが、トランプ氏の政治活動委員会グレート・アメリカが、米ニュージャージー州にあるトランプ氏所有のゴルフクラブ、トランプ・ナショナル・ゴルフ・クラブ・ベッドミンスターで開催するトランプ氏とキャンドルライトの下でディナーを楽しむ催しの招待状を入手し、その驚くべき内容を伝えている。

 

参加費にはディナー代のほか、トランプ氏とのツーショットを撮影できる機会も含まれているという。また、オプションで追加料金を支払うとトランプ氏や長男トランプ・ジュニア氏とプライベートでゴルフを楽しむこともできると明記されている。食事会の売り上げは、同委員会の「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン、アゲイン」の資金調達となり、まだ出馬表明はしていないものの2024年の大統領選のキャンペーンや複数の訴訟に対応するための弁護士費用にも充てられるとみられている。トランプ氏の出馬を巡っては、「これまでは次期大統領選に出馬を考えていなかったとしても、FBIが自分に対して家宅捜索を行えたことに腹を立てており、それを阻止できるのはもう1度政府をコントロールすることだと思っている」と関係者はNBCに語っているという。

 

招待状にはどのような食事が提供されるのかメニューなどは記載されていないが、トランプ氏は過去にホワイトハウスで行われたイベントでハンバーガーとフライドポテトをキャンドルライトと共にテーブルに並べたことで知られるだけに、10万ドルの食事の中身にも注目が集まりそうだ。

 

8日の家宅捜索でFBIは11組の機密文書を押収し、その中には「最高機密」も含まれ、一部では核兵器に関する文書もあった可能性が取り沙汰されている。また、米国立公文書館(NARA)が今年1月にトランプ氏の邸宅から回収した段ボール15箱中、14箱で新聞や雑誌、個人的な文書と一緒に機密文書が混ざって保管されていたことも26日に明らかになっている。トランプ氏は、「我が国でかつて見られなかったレベルの政敵への攻撃だ」とFBIを非難し、捜索は不当であると主張している。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)