お笑いタレントのヒコロヒー(33)が4月12日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「わたしのお嫁くん」(水曜午後10時、初回15分拡大)に出演することが22日、分かった。

原作は講談社「Kiss」で連載中の、柴なつみ作の同名コミック。主演の女優波瑠(31)が演じる主人公・速見穂香(はやみ・ほのか)は仕事を完璧にこなし、同僚たちからも憧れの存在でありながらも“ズボラ女子”の一面を持つ。あることをきっかけに、俳優高杉真宙(26)演じる会社の後輩で家事が圧倒的に得意な“家事力最強男子”山本知博(やまもと・ちひろ)を嫁に迎えるという“社会派ラブコメディー”。波瑠は「水10」枠では初主演で、同枠初の女性主人公となる。

ヒコロヒーが演じるのは、主人公の速見の良き相談相手で親友の“きみちゃん”こと高橋君子(たかはし・きみこ)。普段はカフェスペースが併設されたおしゃれな花屋で働いており、そのお店を訪れる穂香といつもたわいもない話をしている。

そんなある日、穂香から自分の身の回りを世話してくれるという“家事力最強男子”の後輩・知博の存在を聞かされることに。当初はいきなり親友が口にした発言に「そんな都合の良い男がこの世にいるわけない!」と懐疑的だった君子だったが、話を聞いているうちに、知博が穂香に対して抱いている気持ちに気付いてしまったようで…。

ヒコロヒーは今作の出演オファーを受け「可憐(かれん)な主人公の友達役をヒコロヒーにやらせたくなるその気持ち、“よくわかるよ”と思いました。台本を読んで、ザ・少女漫画というような設定でキャラクターも展開もいろいろぶっ飛んでるなあと思いましたが、主人公・穂香と私演じる友達の君子の会話は働く女性たちが共感できるような応酬も多く、リアリティーもひそかに存在している気がしました」と語った。

役柄については「面倒見がいいし、花屋をやっているし、穂香が来たらあったかいコーヒーを出してあげたりするし、すごいなと思いました。穂香にとっても気を許せる人間だと思うので、穂香役の波瑠さんに借金はしたことあるかどうかなどを尋ねたりして距離を縮めさせていただきました。どうやら波瑠さんは借金をしたことはないようでした」と話した。

ヒコロヒーは「女芸人No.1決定戦THE W」(日本テレビ系)や「R-1グランプリ」などにも出場し、さらには自身の冠バラエティー番組を持つなど芸人として人気と実力を兼ね備える。テレビやラジオで活躍の幅を広げ、「ドラマ24 生きるとか死ぬとか父親とか」(2021年4月期/テレビ東京系)、「ミステリと言う勿れ」(2022年1月期/フジテレビ系)などコンスタントにドラマ作品に出演。その確かな演技力でフィールドを広げ続けているヒコロヒーが、「穂香にとっても気を許せる人間」と語る親友の“きみちゃん”をどんなふうに表現してくれるのか、注目が集まる。