日本音楽事業者協会が19日、都内で、違法薬物対策プロジェクト「YouTube配信『~違法薬物撲滅動画~絶対零度のオアシス』」記者発表会を開催した。

同協会は09年に、違法薬物問題は芸能界に特化されるものではなく、社会全般に及ぶ問題として捉え、長期的にさまざまな対策を講じるべく違法薬物対策本部を設置した。そして今回、全3話の動画を発表した。

脚本を務めた石井光太氏は薬物使用者の「ハッピーエンドって見たことがない」とし、「薬物は本人だけの問題ではない。その家族、友達、すべての人間にたいして迷惑がかかる。薬物の恐ろしさをこの動画を通して知っていただき、バッドエンドがどれほど怖くてリアルなモノか知って頂きたくて作りました」と話した。

作品に出演した、佐久間あゆみ(22)は、演じた役と自身の共通点が多いことから「台本を渡された日から撮り終えるまで、気持ちがしんどかった」とし、「薬物は本当に怖いものだなって、この作品を通して思い知りました。夏休み前に公開されるということで、芸能関係以外の方にも見て頂けるように私自身も拡散していければいいなって思います」と話した。