滝沢秀明氏(41)が代表取締役を務める芸能事務所TOBEが、三宅健(44)、北山宏光(38)、Number_iの平野紫耀(26)神宮寺勇太(26)岸優太(28)ら全所属タレントがそろった初の取材会を行った。

全タレントで出演する初のコンサートとなる東京ドーム公演「to HEROes~TOBE 1st Super Live~」(24年3月14日~17日)に向けての意気込みなどを語り合った。また滝沢氏は、古巣の旧ジャニーズ事務所について初めて言及した。【玉利朱音】

   ◇   ◇   ◇

滝沢氏は、タレント、引退後は副社長として所属した旧ジャニーズ事務所への思いを、昨年10月末の退社後初めて報道陣の前で口にした。創業者ジャニー喜多川氏(19年死去)の性加害問題で激動の中にある古巣について「僕がコメントすることが正しいのか間違っているのか分からないんですけども」と前置きし「一個人の意見としては見まもりたい。皆さんも新たなスタートを切るタイミングでもあると思う。やっぱり過去のタレントさんたちはすごく大事だし、今もその気持ちは変わっていない」と言及した。

SMILE-UP.のタレントは新会社STARTO ENTERTAINMENTとの契約や独立など、さまざまな道を歩んでいく。TOBEタレントとの共演について聞かれると、滝沢氏は「もちろん全然。むしろタレント同士はみんな仲いいと思いますし。これはまたちょっと別の問題だと思うので、そういった思いはエンターテインメントには乗せないというところですかね」と前向きな姿勢を見せた。

今年の3月21日に始動したTOBEへの意気込みもあらためて語った。「僕だけじゃなくてアーティストの皆さんも人生をかけて一緒に頑張っていこうと決意をしてくださったので。ある意味、アーティストの皆さんがなぜTOBEに来たのかという答えを出さなきゃいけないと思う」。

経営とプロデュースに専念する中、自身がタレントとして表舞台に戻る可能性については「もう多分、スイッチをオフにしちゃったんで」と笑顔で否定。「どんな立場であろうとエンターテインメントで人々を喜ばせるっていうのはどの時代にも必要なことだと思うので、それはやり続けたい」とまっすぐな瞳で語った。