英王室のウィリアム皇太子(41)とキャサリン皇太子妃(42)が29日、13回目となる結婚記念日を迎え、未公開の秘蔵写真を公開した。

結婚記念日を祝して公式X(旧ツイッター)で公開されたのは、軍の礼服姿のウィリアム皇太子とウエディングドレス姿のキャサリン皇太子妃が笑顔でカメラに向かってほほ笑む白黒写真。「13年前の今日!」とキャプションが添えられており、皇太子妃は故エリザベス女王が好きだったスズランの花で作られたブーケを手にしている。

学生時代に出会った2人は、2011年4月29日にロンドンのウェストミンスター寺院で結婚式を挙げた。この写真を撮影した王室カメラマンのピルキントン氏は、インスタグラムで「結婚記念日が最高に幸せなものになりますように。このポートレートを撮影したのが、13年前の今ごろだなんて信じられません」とつづり、光栄だとコメントしている。

キャサリン皇太子妃は先月、がんと診断されて治療を受けていることを公表しており、今年の結婚記念日は自宅で静かに家族で祝ったとものと見られている。昨年12月末以降、公の場に姿を見せていない皇太子妃の公務復帰の目途は明らかにされていない。

一方、同じくがんの治療を受けているチャールズ国王は30日にカミラ王妃を伴ってがん治療センターを訪問し、公務を再開させる。センターでは医療の専門家や患者らと面会する予定で、治療と療養の期間を経て、公務を本格的に再開させる見通し。6月には日本の天皇、皇后両陛下を国賓として迎えることも発表されている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)