2009年に急死した「キング・オブ・ポップ」こと米歌手のマイケル・ジャクソンさんの半生を映画化した伝記映画「Michael/マイケル」(日本公開6月12日)の記録的大ヒットを受け、音楽配信大手Spotifyでマイケルさんの楽曲の再生回数が急増していることが分かった。
マイケルさんの甥で歌手兼俳優のジャファー・ジャクソン(29)がマイケルさん役を演じた同作は、24日に北米で公開されて伝記映画の歴代最高記録を塗り替える大ヒットスタートを切った。映画はマイケルさんの往年のファンだけでなく、新たな世代への関心も呼び起こし、データ分析会社Luminateの調査によると公開初週末におけるマイケルさんの楽曲のストリーミング数が前週の1630万回から3170万回に倍増したという。Spotifyにおけるリスナー数も公開直前と比較してわずか1週間で500万人以上増加したという。
人気はマイケルさん個人だけでなく、兄弟と共に結成した音楽グループ「ジャクソン5」の楽曲にも飛び火。同様にリスナー数が急増しているという。
ハリウッド・レポーター誌によると、劇中には「スリラー」や「ビリー・ジーン」「今夜はビート・イット」などのヒット曲が使われており、その歌声はジャファーの歌唱とマイケルさん本人のオリジナル音源をミックスして制作されているという。ジャファーは、インタビューで劇中のすべてのパフォーマンスは自身が行っているが、歌はマイケルさんのトラックに重ねて歌ったと語っていた。
音楽スーパーバイザーを務めたジョン・ウォーハースト氏は、ジャファーに十分な歌唱力はあったものの、観客が伝記映画にマイケルさんの歌声を感じたいと思っていることを考慮したためだと説明。マイケルさんがこの作品の一部であることを観客が望んでいるだろうと考えたからだと、理由を明かしている。(千歳香奈子)



