欧州の上半期を締めくくるG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSが終わりました。

1番人気に支持されたカランダガン(セン4、父グレンイーグルス)が直線鮮やかに差し切って優勝。直線で一時先頭に立ったカラパナ(牝4、父スタディオブマン)が1馬身差の2着で続きました。

”キングジョージ”の結果を受けてブックメーカー各社は10月5日に行われるG1凱旋門賞の前売りオッズを修正しました。

1番人気に浮上したのは英オークス2着馬で、プリティポリーS(G1、芝2000メートル、カラ)とナッソーS(G1、1980メートル、グッドウッド)を連勝中のワール(牝3、父ウートンバセット)で6倍から9倍。差のない2番人気には”キングジョージ”の2着馬で、昨年優勝のブルーストッキングと同じジャドモントが所有するカラパナで7倍から9倍、3番人気は英愛オークスを連覇したミニーホーク(牝3、父フランケル)が9倍から15倍で続いています。

4番手以下も差はなく6月のユジェーヌアダム賞(G2、芝2000メートル、サンクルー)まで不敗4連勝中のダリス(牡3、父シーザスターズ)を筆頭に、英愛ダービー連覇のランボーン(牡3、父オーストラリア)、エクリプスS2着のオンブズマン(牡4、父ナイトオブサンダー)、エクリプスS6着から巻き返しをもくろむソジー(牡4、父シーザスターズ)、それに仏オークス馬のゲゾラ(牝3、父アルマンゾル)など5頭がほぼ1群となって混戦模様を示しています。

日本馬の評価はまだ定まっていない様子で、9月14日のプランスドランジュ賞(G3、2000メートル、パリロンシャン)を叩いて本番へ向かう予定のクロワデュノール(牡3、父キタサンブラック)は15倍から21倍、英インターナショナルSに挑むダノンデサイル(牡4、父エピファネイア)は21倍、昨年と同様に9月13日のG1愛チャンピオンS(G1、2000メートル、レパーズタウン)をステップとするシンエンペラー(牡4、父シユーニ)は26倍から34倍、アロヒアリイ(牡3、父ドゥラメンテ)は51倍以上となっています。

本番まではもうひと山、ふた山あって本番が近づくにつれて日本馬の存在も徐々にクローズアップされてくるでしょうが、カギを握るのは今年も有力馬を多数そろえるクールモア&エイダン・オブライエン厩舎勢の動向でしょう。

下馬評の高い3歳牝馬のワールとミニーホーク、3歳牡馬戦線でトップを走るランボーン、現在は中距離路線に軸足を置くも参戦の可能性を残すドラクロワ、それに昨年の3着馬ロスアンゼルスなどは、どれも勝ち負けして不思議ない実力の持ち主。

それぞれの次走に注目したいと思います。

(ターフライター奥野庸介)

※競走成績は2025年8月1日現在