9月7日に開幕するリオデジャネイロ・パラリンピック日本代表の結団式と壮行会が2日、都内のホテルで開催された。

 結団式では出席者全員で7月26日未明に起きた相模原市の障害者施設殺傷事件の犠牲者に黙とうがささげられた。容疑者の障害者に対する強い偏見が原因とされるだけに、1週間たった現在も代表選手たちのショックは大きかった。

 日本選手団の主将を務める車いすバスケットボール男子の藤本怜央(32=SUS)は「悲しい出来事。障害者スポーツの競技人としてまだまだスポーツで伝えられることがある。それがトップでやっている自分の役割でもある。そう強く感じた」。旗手を務める車いすテニス女子の上地結衣(22=エイベックス)も「すごくつらい気持ちになりました。自分たちの活躍を通して、障害者スポーツのよさをもっと伝えていかなければ」と心境を吐露した。車いすマラソン女子の土田和歌子(41=八千代工業)は「障害のある人たちが守られる環境づくりを社会に浸透させていくために、障害のあるパラリンピアンを見てもらうことで、障害を理解してもらえたら」と話した。

 リオデジャネイロ・パラリンピックでは前回の12年ロンドン大会の2倍の10個の金メダルを目標に掲げている。大槻洋也団長(61)は「目標は各競技のこの1、2年のランキングやタイムを踏まえて算出した。東京で開催される2020年大会の会場を満員にするには、リオでどれだけ選手がいいパフォーマンスをするかがカギになる。金10個、メダルランク10位を達成しなければ、東京でもこれ以上の成績はない」と決意を表明した。