浦和MF阿部勇樹(34)が快記録を打ち立てようとしている。13年5月11日の鹿島戦からJ1リーグ戦で99試合連続フル出場中。次節16日の仙台戦(埼玉)もフル出場なら、フィールドプレーヤーではMF服部、DF水本に次いで史上3人目(GK含め12人目)の100連続試合フル出場の偉業達成となる。

 浦和の「鉄人」も、かつてはケガが多く「ガラスのエース」と呼ばれた。市原(現千葉)時代の98年に16歳10カ月と当時のJ1最年少出場を記録も、その後は負傷続き。01年のワールドユース(現U-20W杯)を右すね疲労骨折で欠場するなど世代別代表の世界大会も縁遠かった。

 だが、オシム監督が市原の監督に就任した03年頃から徐々にJ1の欠場試合も減少。代表でも04年のアテネ五輪に出場し、10年の南アフリカW杯では日本の16強進出に大きく貢献した。クラブと代表を掛け持ちするハード日程でも、常にピッチに立ち続ける「鉄人」へと変貌を遂げた。

 円熟味を増したプレーでカードをもらう機会も減り、出場停止にもならない。そうして99試合連続フル出場中。期間中の浦和は55勝23分け21敗と大きく勝ち越し。大台到達試合も勝利で飾ることができるか。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)