ヴィッセル神戸FW古橋亨梧(26)がクラブ日本選手初のリーグ戦「4戦連発&4連勝」を狙う。
3月20日の札幌戦から2、1、1点と3試合連続ゴール中。チームも3連勝でアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位に浮上した。
11日午後5時キックオフ予定の清水エスパルス戦でもゴールを決めて4戦連発となれば、クラブでは16年のFWレアンドロ以来、5シーズンぶり11人目。最長は14年のFWマルキーニョスがマークした5試合連続だが、日本選手に限れば、97年のFW永島昭浩(2度)、00年のFW和多田充寿、01年のFW三浦知良、04年のFW播戸竜二に次いで17年ぶり5人目の最長タイ記録となる。
古橋がゴールを決めたリーグ戦は今季4戦全勝。昨季からは8連勝中と、そのゴールがチームの勝利に直結している。
神戸で4試合連続ゴールを記録した日本選手4人のチーム勝敗は見ると(□■は延長Vゴール勝敗)
97年永島○●○■(2勝2敗)
〃 永島○□□●(3勝1敗)
00年和多田○●○○(3勝1敗)
01年カズ△●△△(3分け1敗)
04年播戸●●△△(2分け2敗)
21年古橋○○○?(3連勝中)
過去の4人が記録した当時のチームは97年16位、00年13位、01年12位、04年11位で、そのゴールがチームの勝ち星につながるケースは少なかった。01年のカズと04年の播戸は4試合連続ゴールを記録した試合で勝ち点3を挙げたことは1度もなかった。
今季は元スペイン代表MFイニエスタを故障で欠く中、古橋がエースとして躍動。3月の国際Aマッチで初ゴールを記録するなど勢いに乗る日本代表FWに注目が集まる。
【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)