2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会の本番を想定して臨んだ日本は、開催国のメキシコと引き分けた。日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(80)は、国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで17位の日本に対し、レベル的に近い13位のメキシコには「勝たないといけなかった」と力説した。

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日本は特に前半、前線からのプレスがよく効いて、メキシコを押し込む展開になった。元気のある時間帯に点を取れれば良かったけど、決定機の数も少なかった。守田や町田ら招集できなかったけが人も多く、少しは影響していたかもしれないね。

そのプレスがだんだん甘くなってきて、後半はメキシコも受けなくなった。逆に技術が高い相手に決定的な場面をつくられた。プレスを90分をかけ続けるのは無理なんだから、そのペース配分も勉強になったんじゃない。

気になったのは両ウイング。三笘や途中出場の伊東は従来の力は出ていなかったし、前田は不慣れなウイングでスピードに頼ろうとしても、うまくいかなかった。今まではアジアとの対戦で結果も出たけど、これからはW杯レベルを相手に、そう簡単に崩せないのは明らかだね。

でも、今回はW杯本番を想定した遠征だし、その意味ではFIFAランキングが日本より上位とはいえ、レベル的に近いメキシコには勝たないといけなかった。

だって、W杯でメキシコは前回1次リーグ敗退、前々回までは7大会連続でベスト16止まりで、ズバリ言うけど、今回も優勝するチームではないでしょ。

まさにベスト16、ベスト8入りを懸けて戦うようなライバルだけに、引き分けでは満足してほしくない。同じように実力的に近い、次の米国戦は勝たないといけないね。(日刊スポーツ評論家)

日本対メキシコ 前半、シュートを放つ久保(中央)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、シュートを放つ久保(中央)(撮影・垰建太)
サッカー日本代表米国遠征 日本対メキシコ 後半、パスを出す遠藤(撮影・垰建太)
サッカー日本代表米国遠征 日本対メキシコ 後半、パスを出す遠藤(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、指示を出す日本の森保監督(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、指示を出す日本の森保監督(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 後半、クロスに飛び込む前田(右)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 後半、クロスに飛び込む前田(右)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、シュートを放つ久保(中央)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、シュートを放つ久保(中央)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、ファウルからもめ合う両チームの選手たち(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、ファウルからもめ合う両チームの選手たち(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、GKの頭上からゴールを狙う堂安(中央)(撮影・垰建太)
日本対メキシコ 前半、GKの頭上からゴールを狙う堂安(中央)(撮影・垰建太)
サッカー日本代表米国遠征 日本対メキシコ 前半、ドリブル突破を図る南野(左)(撮影・垰建太)
サッカー日本代表米国遠征 日本対メキシコ 前半、ドリブル突破を図る南野(左)(撮影・垰建太)