元スペイン代表でサガン鳥栖FWフェルナンドトーレス(35)が23日、都内のホテルで引退会見に臨んだ。トーレスは「私はサッカー選手としての人生を引退することを決めました」とし、8月23日のホームでの神戸戦がラストマッチになることを発表した。

「神戸戦を最後にしたのは、古い友人のイニエスタとの直接対決を日本でできるということで、そこで終えようとこの日に決めました。神戸には友人のビジャもいます。その中で最後の試合でできることをすべて尽くしたいと思います」と話した。

引退理由について「自分の中でサッカーのパフォーマンスが、自分のベストのレベルまでに到達できていない疑問点がありました」とし、来季もオプションで1年契約を残しての決断だったことを明かした。

選手は引退するが、今後は鳥栖にアドバイザーとして残ることも発表した。

01年にアトレチコ・マドリードでプロ生活をスタートさせた。残りのサッカー生活は約2カ月。「すべてを尽くし、さらにここから成長するため、チームメートのために自分のできる、すべてのことをやっていきたい」と話した。