藤枝MYFCはSC相模原と1-1で引き分け、勝ち点1を積み上げて8位に浮上した。1点を追う後半6分、FW遠藤敬佑(28)が相手DFにペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。自分でボールをセットし、ゴール右に鋭いシュートを決め3戦連発とした。

 前半ロスタイムにもPKのキッカーを務めたが、相手の元日本代表GK川口能活(42)にコースを読まれて止められていた。遠藤はこのシーンを「GKを見てしまい、蹴りづらかったです」と振り返り、「2本目は場所を決めて落ち着いて蹴りました。自信がありました」と明かした。

 チームはボールを保持して攻め続け、同42分からカンボジア代表FWチャン・ワタナカ(23)がピッチに入った。カンボジア人として、初のJリーグデビューとなり、CKから精度の高いクロスを入れるなど見せ場を作った。カンボジア人を中心に約20人のサポーターが集まった中でプレーし、「デビューできてうれしい。まだ自分の20%しか出せていないので、もっと練習を頑張りたい」と話した。【保坂恭子】