北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和社長(45)が4日、札幌市内で開催したトークショーでチームにげきを飛ばした。クラブパートナーの札幌丸井三越が主催した。開幕から2試合連続アウェーで1分け1敗。今季初勝利を待ち望む熱心なサポーターが会場に集結した。

 ミハイロ・ペトロビッチ監督(60)率いるチームについて、野々村社長はMF三好康児(20)MF駒井善成(25)MF深井一希(22)を注目選手としてピックアップした。新加入2選手について「三好はいい選手だが、いい選手止まりにならないように点をとらないと。駒井は(1試合目と比べると)2試合目はいい動きをしていた」と一定の評価を与えた。ケガに泣かされてきた生え抜きの深井に対し「だいぶ走れるようになってきたが、けがなく1年プレーできないとサッカー選手と認めない。サッカー選手になって欲しい」と、あえて厳しい言葉で奮起を促した。

 7日のルヴァン杯甲府戦を挟み、10日ホーム開幕戦のリーグ第3節清水戦(札幌ドーム)に臨む。昨季と比較してポゼッションが各段に向上。前節C大阪戦は2度追いつき、3-3で引き分けるなど、上り調子だ。野々村社長は「まだまだ、みなさんのサポートがないと勝てないと思っている。今年1年よろしくお願いします」と締めくくった。【細野真広】