前半は互いの特徴を出し合った。ホームの清水エスパルスは得意のカウンターからチャンスを作る。同19分、左サイドでボールを奪うと、MF白崎から中央へスルーパス。ボールを受けたMF河井がDF1人をかわして左足ミドルを放った。一方、名古屋グランパスは終始ボールを持ちながら攻撃を展開。23分には左サイドから中央を崩し、MF玉田がゴール中央からシュートを放った。前半は両チームともゴール前での精彩を欠き、無得点。0-0で折り返した。

後半は清水が主導権を握った。同14分、U-21(21歳以下)日本代表DF立田が右サイドからクロスを供給。中央で日本代表FW北川がヘディングで合わせてネットを揺らした。同20分には立田のクロスをFWドウグラスが打点の高いヘディングで合わせてチーム2点目をマーク。2点を追う名古屋は同32分に右CKからMFネドゥアルドネットが頭で合わせてネットを揺らすも、オフサイドの判定でノーゴールだった。

清水は2試合ぶりの白星を挙げ、J1残留が確定。残留争いをする15位名古屋は痛すぎる黒星となった。