サンフレッチェ広島ユースが6大会ぶりに優勝を飾った。

前半から主導権を握り、同37分にはFW鮎川峻(17)がMF東俊希(18)の左からのクロスを頭で合わせて先制。後半8分には、MF大堀亮之介(17)がPKを冷静に決めた。広島ユースの沢田謙太郎監督(48)は「選手たちがよくやってくれて、力を出した。よく守りきった。選手たちが力を発揮できて、しかも勝てたことで自信になるのではないか。本当にいい試合をしてくれました」と笑顔でたたえた。

鹿島アントラーズユースは同19分に途中出場のFW杉山真仁(17)の得点で1点差に迫るなど攻勢を出たが、あと1点届かなかった。鹿島ユースの熊谷浩二監督(43)は「先に失点して、少しプランから外れてしまった。ここまで来られた成長と、足りなかった部分に目を向けて、次のステップに行ってほしい」と、奮闘した選手たちに温かなまなざしを向けた。