Jリーグで2連覇した川崎フロンターレのFW小林悠(31)と、天皇杯覇者の浦和レッズMF長沢和輝(27)が11日、都内でJリーグ王者と天皇杯王者が対戦する富士ゼロックス・スーパー杯(2月16日、埼玉スタジアム)の開催発表会見に出席した。

新シーズンの初となる公式戦で小林は「強いフロンターレを見せるための大事なスタート。結果にこだわりたい」。長沢は「今年1年を占う上でチャンピオンを取ることは大事」と、今季最初のタイトルへの思いを口にした。

昨季のリーグ戦では浦和の2勝。互いのチームの印象に、小林は「(浦和は)強いチームでリスペクトしている。監督も変わって以前より強くなった印象で、勝利に対して貪欲。手ごわい相手」と話せば、長沢も「(川崎Fは)年々、攻撃の精度が上がっている。前線の選手が攻撃の絵を共有して素晴らしいゴールが生まれている」と警戒した。

川崎Fは新シーズンに向け、セレッソ大阪からMF山村、ロンドン五輪得点王のブラジル人FWレアンドロ・ダミアンらを補強。浦和は日本代表経験を持つFW杉本(前C大阪)、DF山中(前横浜マリノス)らが加入した。新チームに、小林は「(新加入で)身長の高い選手が多い印象がある。セットプレーが勝つカギになる中、背の高い選手が入ってくるのは大きい」と期待。長沢も「個の能力を持った選手が入ってくる。個人的にどんなサッカーになるか楽しみ」と話した。

また、試合前には昨年末の紅白歌合戦に出場した女性5人ボーカルグループのリトルグリーモンスター(略称リトグリ)が君が代を斉唱し、ハーフタイムにミニライブを行う。