退場者を出すなど荒れた試合は、鹿島アントラーズが途中から10人になった湘南ベルマーレを下し、今季リーグ戦初勝利を収めた。

前半は両者決定的なチャンスを作れず0-0で試合が進んだ。すると同44分、湘南MF岡本が鹿島陣内で、パスを出した直後の鹿島DF安西にタックル。安西はタッチライン際に倒れ込んだ。その後プレーが途切れた45分、岡本が前述のプレーでこの日2枚目のイエローカードを受けて退場となった。

後半は数的優位となった鹿島がボールを支配した。同13分には、ペナルティーエリア手前右でボールを受けたMFレオ・シルバが、前線に走り込んだ逆サイドのDF安西へクロス。これを安西は胸トラップで処理し、左足で切り返して相手DFをかわすと、右足でゴール右へ突き刺して決勝点を決めた。