昨年度の高校サッカー選手権決勝カードの再戦は、青森山田が完封勝利で流通経大柏のリベンジをはねのけた。

両校とも昨季の主力だった3年生が卒業し、選手権から大幅にメンバーが入れ替わった。決勝でスタメンだった選手は流通経大柏に2人、青森山田には1人。異なるチーム同士での再戦となったが、青森山田が強さを見せつけた。

序盤からゲームを支配したのは青森山田。前半17分には主将のMF武田(3年)がバー直撃のFKを放つなど、流通経大柏を攻め立てた。試合が動いたのは前半32分。DFラインからのロングフィードがペナルティーエリア手前でワンバウンド。

これをヘディングでGKに預けようとした流通経大柏DFの背後からMF後藤(3年)が現れ、前に出たGKを見逃さずボールをさらった。これを角度のないところから流し込んで先制。1点リードで折り返すと、終了間際の後半41分、途中出場のFW古沢(2年)が追加点を奪って試合を決めた。

後半はやや攻め込まれる時間帯があったものの、手堅く白星発進。黒田監督は「戦い方は理想通り。いろんな試合を通じて見えてきた課題を少しずつ埋めながらやっているところの、トレーニングの成果、共有しているところは出せた」と及第点を与えた。

昨年の選手権で活躍したFW檀崎(現札幌)のようなスター性のある点取り屋はいないが、「華麗に点を取るのが難しいチームだけど、失点を0にしようと言っている。武器のないチームだけど、地道にやれば結果は付いてくると思う」と、守備の面で大きく崩れなかった点を評価した。