浦和長沢やゆする中国人記者に「彼は勇敢」監督毅然

【広州(中国)22日=木下淳】アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)東地区の準決勝第2戦、広州恒大戦(日本時間23日午後9時)で敵地に乗り込んだ浦和レッズが22日、会場の天河体育中心体育場で公式会見を行った。

ホームでの第1戦(2日)は2-0で先勝。大槻毅監督(46)は「第1戦が終わり、その結果を踏まえた上で第2戦を迎える。広州恒大という大きなクラブに対し、戦いを挑み、次のラウンドに進むという強い意志を持って臨みたい」と第一声を発した。

選手はエースFW興梠慎三(33)が出席。「僕が(13年に鹿島アントラーズから)浦和に来てから、この会場で広州恒大と2度やって1分け1敗。勝つことが難しいことは分かっているけど、勝ちに行くことが大切。2-0のアドバンテージはあるけど、気を引き締めて戦いたい」と意気込みを口にした。

第2戦は、浦和がアウェーゴールを奪うことができれば圧倒的有利になる。仮に1点を取れば、広州恒大は4点が必要になる。その状況で考える「攻守のバランス」を問われた大槻監督は「レギュレーションは分かっているし、2点のアドバンテージは非常に大きい。選手も理解している。ただし、自分たちがやりたいことと相手がやりたいこと、そのバランスが重要。局面で意識しながらも、前に出る姿勢、戦う姿勢を大事にしたい」と燃えた。

興梠も「相手は2点以上を取らないと勝てない。間違いなく前から来る。そこでバランスを崩さず失点しないことが大切。もし1点取れれば、相手は4点取らないといけなくなる。もちろん先に取りたい気持ちはあるけど、バランスを崩さないことが大切」と冷静に話した。

ホームで現在21戦負けなしを誇る相手スタジアム。完全アウェーの決戦へ、大槻監督は「いつも難しい試合になる。困難な状況は待っているけど、どう覚悟を持って戦うかが大事。フィットネスや戦術などあるけど、ベースとなるのはメンタリティー。勝って次へ進むという働きかけをしたいし、一丸となって戦う姿勢を見せたい」と言った。

興梠も「最初に言いましたけど、このスタジアムで勝つことは本当に難しい。でも相手は前から来ないといけないし、いつもと同じような戦いにはならない。0-0が続けば続くほど相手は前に来る。僕たちが決定機をつくる回数も多くなるんじゃないかなと。0-0を続けられれば、勝てると思います」と勝利への道筋を立てた。

最後に、中国メディアから「7番(MF長沢)はルール違反のような動きをする。個人でやっているのかチームの指示か」と質問されると、2人とも苦笑い。大槻監督が「悪いこと…? ファウルかどうか決めるのは審判。笛が鳴ればファウル、鳴らなければファウルではない。そこに対していろんな思惑が入るのがフットボール。あなた(中国人記者)がどう思っても構いませんが、僕が見る7番は常に勇敢な男です」と全幅の信頼を口にした。

会見後、イレブンは試合会場で冒頭15分公開の公式練習を行った。

その他の写真

  • 公式練習を行う浦和イレブン(撮影・木下淳)
  • 決戦会場の広州天河体育中心体育場で公式練習を行う浦和イレブン(撮影・木下淳)