J2のV・ファーレン長崎は28日、高田明社長(71)の後任に、来年1月2日付で長女春奈氏(42)が就任すると発表した。
現在は明氏が創業した通信販売大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)の取締役を務めている。
テレビショッピングでおなじみで「J1」を「ゼイワン」と言うなどした、名物社長は今月3日に退任を発表。後任は、Jリーグのクラブでもまだ数少ない女性社長となった。
クラブ公式サイトには「2020年1月2日付で、V・ファーレン長崎の代表取締役社長に就任することになりました。
2018年からクラブの運営・広報などを担当して、県民・ファンサポーターの方々の<愛>の深さ、そしてそこから生まれる<平和>への可能性を感じています。
ファン・自治体・スポンサーなど、すべてのステークホルダーの皆さんとともに、スポーツの持つ<夢>をより多くの人と共有し、子どもたちの<未来>に貢献していきたいと思います。
勝利は最終目標ではありませんが、より多くの人を笑顔にし、より多くの人にメッセージを発信していくためには欠かせないものです。
チームスタッフ、選手たちとともに、今に一生懸命取り組み、強く優しいクラブを作ってまいります」と新社長が所信表明している。
長崎は今季、J2で12位に終わった。