J2モンテディオ山形は9日、来年5月完成予定の新クラブハウスの地鎮祭を行い、相田健太郎社長(45)、施工を請け負うクリエイト礼文の関係者らが出席した。立地が良く、ホームの山形県総合運動公園内にあるメイン練習場に隣接する予定だ。

現在は旧公園事務所を使用しており、築35年で老朽化が危惧されていた。新クラブハウスは、ロッカールーム、トレーニングルーム、シャワールーム、浴室、ミーティングルーム、メディカルケアスペース、食堂、スタッフルーム、記者会見室などを備えた豪華なものとなる。

前日8日のJ1昇格プレーオフで敗退。相田社長は「本当は笑ってできればよかったのですが、逆に昨日負けて今日で良かったと。いいスタートが切れる日になったと思う。いい環境で選手がトレーニングできるようになって、来年こそJ1に上がれるための礎になると思う」と気持ちを新たにした。来季に向けさらなる戦力アップが求められるが、「正直、山形という場所だけでハンディがある。選手を誘う上で、クラブハウスは入り口としてすごく重要」と追い風とするつもりだ。

オフに突入し選手の移籍市場も本格化する。木山監督の去就について相田社長は「もちろん評価している。ただ、交渉ごとなので、我々だけでは決められない。早い段階でみなさんに発表できたらと思う」と話すにとどめた。【野上伸悟】