新潟医療福祉大に8強の壁 ロスタイム痛恨の失点

<全日本大学サッカー選手権:立正大1-0新潟医療福祉大>◇14日◇2回戦◇千葉・浦安市運動公園陸上競技場◇日刊スポーツ新聞社後援

後半ロスタイムの失点で、初の8強入りを逃した。1回戦を3点差大逆転で突破した新潟医療福祉大(北信越)は2回戦で、立正大(関東)と対戦。0-0で迎えた後半ロスタイム、セットプレーからのこぼれ球を立正大のMF梅村豪(3年)に頭で押し込まれた。これが決勝点となり、0-1で敗戦。2大会連続での8強目前の2回戦敗退となり、悲願達成はならなかった。

試合序盤から新潟医療福祉大は激しいプレッシャーをかけ続け、相手にパスをつながせなかった。ゴール前では、来季J3AC長野パルセイロ入団が決まっているDF喜岡佳太(4年=市船橋)を中心に、体を張った守備で、再三のピンチを防いだ。後半20分には相手シュートがクロスバーに当たるなど、運も味方につけた。

後半45分を過ぎ、0-0。ロスタイムに突入し、3分後だった。CKからのこぼれ球を立正大に押し込まれた。試合終了の笛が鳴るまで懸命に同点ゴールを目指したが、0-3から大逆転した1回戦(鹿屋体育大戦)のような“奇跡”は起こせなかった。

「これが今の実力。今季、課題のセットプレーでの失点。1度クリアできたところで集中が切れてしまった。後輩たちに申し訳ない」と喜岡。FW矢村健主将(4年=市船橋)は試合終了の瞬間、両膝に手をつき、うなだれた。昨年の2回戦でも1点届かず、2-3で法大に敗れていた。この日と同じ会場。終了15分前までリードしての逆転負けだった。

主将の矢村は「サッカーに対しての意識を高く持って練習に取り組み、大舞台でも緊張しないメンタルを身につけて欲しい」と悲願のベスト8超えは後輩たちに託した。矢村は来季、J2アルビレックス新潟に入団が内定している。「大きいことは言わない。謙虚に練習に取り組み、大事なところで仕事をする選手になりたい」とJリーグでの抱負を語り、喜岡も「(Jでは)開幕スタメンを狙う。キャンプからアピールする」と力強く宣言した。佐熊裕和監督は「この敗戦の悔しさを忘れずに頑張って欲しい」とJリーグの舞台に進む2人にエールを送っていた。【小林忠】

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  • 試合終了後、肩を落とす新潟医療福祉大メンバー。悔しそうにキャプテンマークをはずす矢村主将(9番)