本田圭佑「チャレンジをやめたときに引退すると」

  • 自ら立ち上げたサッカーチーム「One Tokyo」のトライアウトに訪れた発起人の本田圭佑(上右)(撮影・たえ見朱実)
  • 「One Tokyo」設立について質問に応じる発起人の本田圭佑(撮影・たえ見朱実)

オランダ1部フィテッセを12月に退団し、所属先未定の本田圭佑(33)が設立した新サッカークラブ「One Tokyo」が24日、都内でトライアウトを開催した。

約530人の応募から書類審査で残った110人が、プレーを披露。視察した本田が詰め掛けた報道陣の取材に応じた。主な一問一答は次の通り。

-新クラブのプラン

本田 プロクラブってお金持ちとか、企業または個人のオーナーが娯楽でやっているイメージあるかなと思いますけれど、米国のあらゆるスポーツもそうで、欧州でもそうですし。Jの母体は大企業ですし。本当に地域密着しているクラブって実は成功していないケースはあるみたいなんですけど成功しているケースがない。スポーツクラブはみんなのものだと思っていますし、全員が「自分事」で盛り上がっていけるクラブをつくりたいなと。

-全員参加型ですか

本田 はい、ボクが権力を発揮して、何かを決めることはほぼ一切、ありません。ここで断言します。

-クラブでの立場は

本田 ボクはサポーターとして、ファンとして投票権があります。ボクは1票。みなさんも1票。それで物事を決めていきたいと思います。

-クラブに必要な選手は

本田 人に応援される、感動を与えられる選手というものを基準に。定義はあいまいなんですけれど、ひたむきに一生懸命、プロではあるのですけれど、人の心を動かすアスリートの要素があると思うのです。そういうところを基準にして、もちろんクラブは勝ちを目指しますけれど、それ以上に大事なものがあると思います。基本はファンベースで決めたい。ただタイムスケジュール的に今回の選考だけは運営側が決めていくと思います。2年目以降はみなさんの意向を反映して投票で決めていきたい。

-長期的なビジョン

本田 ボクが何かをやるかというものじゃない。ボクのクラブじゃない。みなさんのクラブ。このクラブが強くならなかったらみなさんのせい。ボクのせいでもあるけれど、みんな1票しか持っていない。そういう意味合いで参加していただけるとうれしいですし、ボクとみなさんは対等なんで。このクラブの関わり方、持っているパワーとして。ここで毎年昇格してJ1を目指すことは、ボク1人じゃできないことなので。みなさんが関わり続ける、関わってると思える運営システムを維持し続けることだけは約束したいと思います。

-選手とクラブ運営の両立

本田 今もいろいろなことやっているので全然、大丈夫かなと。ハードルが高いも何も、ボクがやるわけではないので。

-驚かせてくれる行動ある

本田 職業チャレンジャーと名乗らせてもらっているので、なぜかサッカー選手の現役と言われていますけれど。ボクはチャレンジャー。チャレンジしている1つがサッカー選手だと思っている。そこはぜひ誤解しないようにお願いしたいと思いますね。チャレンジをやめたときに引退すると判断してもらえれば。ちゃんとチャレンジしていると評価していただきたい。

-トライアウトを見て現役としての心身が反応

本田 カンボジアの監督をやってからは、見ていて「へたくそやな。オレがプレーしたらこうできんのに」という感情は出なくなっている。最初はメチャメチャ強かったですけど。出ずにはいられない。「何でできんの?」とか。そういう気持ちは慣れてくる。指導者側の経験も徐々に積み重ねているのでプレーしたくなるというのはないです。