“福岡ダービー”は、昨季屈辱の16位からの巻き返しを図るアビスパ福岡に軍配が上がった。

福岡が先手を取った。前半44分、JFLのホンダFCを経て今季、川崎Fから期限付き移籍で、先発でプロデビューのFW遠野大弥(20)がゴール前の混戦のこぼれ球を決めてプロ初ゴールで先制。これを最後まで堅守でしのいだ。

一方、昨季J3優勝のギラヴァンツ北九州は4年ぶり復帰のJ2舞台。ほぼ昨季の主力が残留した中、小林伸二監督(59)の就任2年目で、戦術や精度向上がカギを握っていたが、福岡に攻守にかみ合わなかった。

福岡は、敵地ながら相性のいいライバルを下し、幸先の良い滑り出しをした。