前日11日にドイツ人のトルステン・フィンク監督(52)の電撃退任を発表したヴィッセル神戸の立花陽三社長(49)が23日、鳥栖戦が行われるノエスタで現状を報告した。

退任は家族の問題が理由とし、リーグ12位と低迷する成績の影響は「一切ございません」。ファンやサポーターに向けて「びっくりするニュースとなってしまったことは、クラブとして申し訳ないと思うし、しかも発表が試合の前日ということで、本当に残念だったと思っています。そこはクラブを代表して、謝りたいと思っています」と口にした。

鳥栖戦はアシスタントコーチのマルコス・ビベス氏(45=スペイン)が暫定で指揮。経緯については「昨日の練習と、今日の試合をお願いしました。急だったので、彼にはしっかり事情を説明して、何とかお願いできないかと、承諾を得てもらった」と説明した。

神戸のシーズン途中での監督交代は4年連続。交渉を進めている新監督については「クラブをしっかりと導いてくれる監督ということで考えていますので、3年なり、5年なり、何が長いか分かりませんけれど、しっかりクラブのことを、我々が考えていることを、理解して進めてくれる人じゃないとダメだということは分かっています。ただ、我々は勝つことが責務であることも、重要であると思っています」と見解を示した。