16年ぶり2度目の出場となった富士大(岩手)が、JFLのソニー仙台(宮城)を3-2で下し、悲願の天皇杯初勝利を挙げた。

前半35分、DF藪中海皇(1年=北海高)のパスに走り込んだMF谷地朝日(4年=盛岡商高)が、滑り込みながら右足を振り抜き先制。天皇杯本戦での初ゴールに喜びを爆発させた。後半に入るとソニー仙台が猛攻を仕掛ける。しかし11分にはシュートがバーに、12分には左ポストに嫌われノーゴール。富士大GK折口輝樹(1年=C大阪U-18)も好セーブでゴールを守った。

我慢の時間帯を乗り越えた富士大は17分にオウンゴールで2点目、22分にはFW阿部亮太(3年=遠野高)が決め突き放した。ソニー仙台は37分にMF藤原元輝(26=東海学園大)がゴール。42分にも藤原がPKを決め詰め寄ったが、およばなかった。【野上伸悟】