Jリーグは24日、臨時実行委員会を実施し、9月30日以降のスタジアム入場者数制限の緩和を決定した。現行では各会場の収容人数の30%を上限としているが、同日以降は同50%が上限となる。これまでなかったビジター席の設置も解禁。上限人数の3%を下限として販売が可能に。なお、アルコール類の販売は引き続き見送るとした。

Jリーグの村井満チェアマン(61)は「やっとこのタイミングでビジターのお客様をお迎えする道筋が見えてきました。世界で見れば、ここまでの人数をスタジアムで緩和している国はありません。そういう意味で世界も見ているという意識を持って、サポーターと共に安全で楽しい場を作っていきたい」と気を引き締めた。

Jリーグによると、内閣官房からは入場者数制限緩和後も観戦防止対策を徹底することを求められているという。そうしたことから収容人数の50%上限までの緩和とビジター席設置を同時に解禁することは避け、まずはこのどちらかを各クラブ判断で実施し、安全確認が認められ次第、段階的にこの両方を解禁していく。

また、この段階でのビジター席設置についての考え方は各クラブで意見が異なっているそうで、同席販売の判断は10月30日までは各クラブに委ねるとした。